由布岳基本情報
由布岳 (豊後富士) 標高 1.584m。由布院のシンボルとして愛される山。
単独峰であり、天気のいい日には頂上から四国まで見渡せます。西の頂上からは当ユースホステルもしっかりと見えるので探してみてください。山開きは毎年5月中旬頃。
春の5月下旬からはミヤマキリシマが咲き乱れ、夏は緑色の草原が広がる姿に変わり、秋の10月くらいからは紅葉で真っ赤に染まります。そして冬は頂に真っ白な雪をかぶり、春の野焼きとともにまた新しい命を育てるという、1年を通じて様々な表情をみせてくれる山です。
なお冬期登山の難易度はそれほど高くないですが、雪が多い場合はマタエまでにしておいた方がよいかもしれません。運が良ければ樹氷や霧氷が見れますよ。
マタエからは西と東の2つのピークに別れます。共に片道約20分。ただしコース的に簡単なのは東峰で、西峰はかなり急な鎖場があります。
頂上付近をくるりと回る「お鉢巡り」もできますが、コースの整備があまりできていないので、体力的に疲れた人はマタエから往復したほうがよいでしょう。所要時間は一周約60分です
なお極秘ルートである「佐土原ルート」「塚原ルート」に関しては直接聞いてみてください。
由布岳登山ガイドはこちら
由布岳中央登山口コース
往復 計4時間30分 もっとも基本的に利用されるコース。駅から登山口までの亀の井バスもたくさん出ているので便利。コース的には合野越までは樹林帯の中を進み、その後マタエまでは景色の良い開けた道となり、最後は急な岩場となる。余力があれば最後のお鉢巡りにもぜひ挑戦して欲しい。冬場はマタエまでで止める人も多い。
由布岳東登山口コース
往復 計5時間40分 猪瀬戸バス停から徒歩。また車の場合は駐車場がないので道路脇に路駐をする。メインルートと違い人はほとんどいない。また途中のルートも一気に高度をかせぐようになっており、途中鎖場が数カ所ある。感覚的にはきつく感じるが、頂上についてみると思いの外時間が短く登れていることに驚く。
由布岳西登山口コース
往復 計6時間30分 湯布院の東端のローソンの先にひっそりと西登山口がある。利用者はほとんどいないレアなコースである。体力的にもけっこう厳しく道に迷う確率も高い。ただ途中の道や風景は絶景でペアレント一押しのコースである。ルート的には中央登山口から登り、西登山口に下りるというのが一番良いのではないか。
飯盛ヶ城登山コース
往復 計2時間10分 由布岳に登る時間がない!もしくは体力的に厳しい!という人にお勧めの山。はっきりとした目印はないが、山頂が常に見えている草原を歩くので、どこをあるいても山頂にたどり着く。頂上からの景色は絶景で、お弁当などを持って家族でピクニック気分でも登れる山である。
日向岳登山コース
往復 計3時間40分 バス停から歩いて15分位のところにあるゲートを右に曲がっていくと日向岳に向かう自然散策路になる。アップダウンを繰り返しながら由布岳の山腹をトラバースするルートは視界はあまり良くない。また苦労してたどり着いた日向岳の山頂からは何も見えない。必然的にここを歩く人はほとんどいない・・。
日向岳登山コース2
往復 計3時間20分 登山口から森林の中をずっと歩く。緑が心地よい。途中は目印が非常にわかりにくいので、ほぼ間違いなく道に迷う。また景色のない頂上は達成感もあまりない。行きにくい割にはいまいちな山。ただ由布岳山系を愛して止まないコアなフアンには欠かすことのできない大切な山のはず。